木曽駒ケ岳|初心者でも挑戦できる中央アルプス百名山登山ルート!
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登山初心者だけど、3000m級のもっと標高が高い山にも行ってみたい!
もっと迫力の有る景色を楽しみたい!
そんな方におすすめの初心者でも挑戦しやすい標高の高い山「木曽駒ケ岳」へ登るルートをご紹介します。
ロープウェイを利用して一気に高所まで上がりそこからスタートします。
ルート上にトイレが幾つも有ったり、飲み物や食べ物を調達できる点も初心者には安心です。
目次
木曽駒ケ岳(きそこまがたけ)とは?
木曽駒ヶ岳は長野県上松町・木曽町・宮田村の境界に有り、中央アルプス(木曽山脈)と言われる山々の中で一番高い山です。
標高は2956m有り、 日本百名山、新日本百名山、花の百名山にも選ばれています。
標高はとても高いですが、ロープウェイを使うと2,611mまで一気に行けてしまうので、登山初心者でも挑戦しやすく人気です。
おすすめルート
所要時間 約3時間40分(休憩、ロープウェイ含まず)
ロープウェイを降りて建物の外に出るといきなり間近に山がそびえたっています。
いきなり迫力の千畳敷カールを目にすることができます。
ロープウェイ乗り場を背にして左手方面に鳥居が有るのでそちらへ登っていきます。
しっかりと準備運動をしてからスタートしましょう。
約20分ほどは遊歩道が続きますのでそこまではゆるやかな道です。
この付近では夏にはたくさんの高山植物を見ることができます。
↑この看板からは、今回のルートで一番ハードな坂「八丁坂」に突入します。
約40分ほどの道ですがかなり急できついです。途中休み休み登りましょう。
混雑する時期は人でいっぱいになります。
坂を登りきったところが「乗越浄土」です。
そこからは山小屋が2つ、またすぐ近くに宝剣岳も見えます。
宝剣岳までは危険なルートなので初心者が軽い気持ちで登らないようにしましょう。
この2つの山荘では飲み物を購入することもできますし、食堂も有るので何か食べることもできます。
宝剣山荘の左側から奥を周り進みます。
ここから中岳へ登りますが、先ほどの坂と比べると全然緩やかです。
中岳の山頂は狭くて岩々ですが、そこからは木曽駒岳山頂が見えます。
↑駒ケ岳頂上山荘です。
そのすぐ前にはテント場が有ります。
初めてのテント泊の練習の場としても良いですね。
少々お値段は高いですが、ここで飲み物などを調達したりトイレを借りたりすることも出来ます。
ここから約20分ほど緩やかな登り道を上がれば木曽駒ケ岳の山頂です。
木曽駒ケ岳山頂は広々しているので休憩する場所はたくさんあります。
晴れていれば最高の景色が味わえます。
南アルプスの山々、南アルプスの山々、富士山など360度の眺望を堪能できます。
山頂には伊那駒ケ岳神社と木曽駒ケ岳神社の二つの祠が鎮座しています。
帰りは元来た道を戻るだけです。
午後はロープウェイが混みますので、時間に余裕をもって戻りましょう。
遊歩道は周回コースになっているので、来た道を戻ることも出来ますが、下側から行くルートもあるので体力に余裕が有ればそちらを通ってみましょう。
剣ヶ池の近くを通れます。
アクセス
電車
JR飯田線 「駒ヶ根駅前」バス停より、駒ヶ岳ロープウェイ線バスで「しらび平」駅まで(約45分)
山頂ホテル
ロープウェイが到着した「千畳敷駅」にはホテルが有ります。
日本一標高の高い場所に有るホテルです。
混む時期だとロープウェイに乗るのにも並びますので、このホテルに宿泊すればそういったわずらわしさがなく登山に出発することが出来ます。
【ホテル千畳敷】
住所 〒399-4117 長野県駒ヶ根市赤穂1
TEL 0265-83-3844(受付時間 8:30〜17:00)
※千畳敷ホテルについて詳しくはこちら
トイレ情報
ロープウェイ「しらび平」駅、「千畳敷駅」それぞれトイレが有ります。こちらは無料です。
木曽駒ケ岳へ登る途中の山小屋「宝剣山荘」「天狗荘」「駒ケ岳頂上山荘」にはそれぞれ有料ですがトイレが有ります。
このコースのポイント
ロープウェイで途中まで登れる
このコースの嬉しいところはなんといってもロープウェイで一気に2,611m地点までいけてしまうところです。
ただし、夏休みの時期の土日と紅葉の時期はとても混みますので、ロープウェイに乗るのにも並びます。
ひどい時は数時間待つなんて場合も有ります。
また、ロープウェイまでのバスも混みあってすぐに乗れない場合が有ります。
時間には充分余裕をもって行動しましょう。
ロープウェイからは途中滝も見えますのでチェックしてみてください。
【駒ヶ岳ロープウェイ】
住所 〒399-4117 長野県駒ヶ根市赤穂759-489
TEL 0265-83-3107
※ロープウェイについての詳しい情報はこちらへ
山小屋が何軒もある
このコースの途中には山小屋が3つあります。
「宝剣山荘」「天狗荘」「駒ケ岳頂上山荘」の3軒です。
また山頂から少し行ったところにも「木曽駒山荘」も有ります。
それぞれで飲み物も売っていますし、有料ですがトイレも借りられます。
食堂も有るので困った時に対処がしやすいです。
※それぞれ詳しい情報は↓を
「千畳敷カール」が素晴らしい
「カール」というのは日本語では「圏谷(けんこく)」のことです。
氷河の浸食によって山頂直下の斜面がすくい取ったようにおわん型に削られた地形のことです。
「千畳敷カール」は畳を1,000枚敷いた広さがあることからこう呼ばれています。
今回のルートではこの千畳敷カールを間近に見ることができます。
高山植物が豊富
夏には遊歩道付近ではたくさんの高山植物を見ることができます。
ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ミヤマクロユリなどが可憐に咲いています。
また山頂付近の砂礫地にはコマクサを目にすることも有ります。
木曽駒ケ岳固有種のコマウスユキソウが群生が見れたりもします。
雷鳥が見れるかも
中央アルプスでは絶滅したといわれている雷鳥(ライチョウ)を復活させる試みが行われています。
運が良ければ見かけることが出来るかもしれません。
もし見つけても静かに見守ってあげてください。
服装、装備
しっかりとした登山の服装、装備で出かけてください。
標高が高くなるにつれて気温も低くなります。平地とは全然気温が異なります。
あらかじめ山頂付近の気温を調べてそれに合わせて服装を選びましょう。
脱ぎ着できる防寒着、レインウェアは必ず持参しましょう。
靴も足首が隠れる長さの登山靴で登ってください。
お天気の良い日は日差しがきついですので帽子も忘れずに持参しましょう。
★登山の服装・持ち物についてもっと詳しく知りたい方は下記のページを参照ください。
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この場所が載っている地図は?
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楽天で見てみる amazonで見てみる紙の地図は必ず持参しましょう。
道は比較的わかりやすいですが、少し道を外れると危険な道もあります。
予定外のコースへ進まないようにしましょう。
注意事項
長野県では登山安全条例により登山届の提出が義務付けられています。
ロープウェイを降りた「千畳敷駅」には登山届を提出するポストが設置されています。
郵送やファックス、ネットでも提出できますので提出しましょう。
★登山届ついてもっと詳しく知りたい方は下記のページを参照ください。
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まとめ
こちらのコースは人気も高くお子様連れも結構います。
夏や紅葉の時期は非常に混みあいますので、待ち時間も考えて時間を設定しましょう。
また、初心者コースといえどもお天気によっては危険もともないます。
あらかじめ天気予報もチャックし無理はしないでください。
初心者でも楽しめる山ですが、それでもやっぱり心配という方はガイドさんに案内してもらうツアーもあります。