山登りをするなら知っておきたい地図記号!!地図から想像するのが大事!
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山登りに行く際には当然登山地図は持参されていることと思います。
紙の地図と電子地図とありますが、おかめは山へはどちらも持参することをおすすめしています。
なぜ紙の地図が必要かというと、電子の地図は電池切れになってしまったり、川へ落としたりして壊れてしまう可能性が有るからです。
また、電子地図を持参することでGPSにより現在地を確認しながら歩けるのは初心者にはとても安心感が有るのと、道を間違えにくくなります。
というわけで、出来れば両方を持参されるといいです。
地図には色々ありますが、電子地図は特に地図記号が使用されているものが多く有ります。
私がよく使うヤマップの地図もやはり地図記号が使われています。
地図記号がしっかりとわかっていると、その地図の情景が頭に浮かびやすく道も間違えにくくなります。
もしわからない地図記号が有ったら、早めに覚えておきましょう。
目次
登山するなら覚えておきたい地図記号
山といえば「三角点」
三角点とは、地球上の正確な位置を求めるのに用いられる経度・緯度・標高の基準となる点のことです。
必ずしも山頂に設置されているわけではないですが、山の上には設置されているところが多いです。
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実際の形は四角形なのですが、「三角点」という名前のとおり地図記号は三角形に点です。
覚えやすいですね。
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高所ではよく有る「ハイマツ」
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ハイマツとは高山帯の代表的な樹木で、特に風の強いところでは背丈が低く横に這って広がっていきます。
高い木が育つことが出来る限界のことを「森林限界」と言いますが、その森林限界よりも上に広がっています。
ハイマツの葉っぱは針状で5本が束になっています。
ハイマツの地図記号は5本ではなく3本ですが、葉っぱの形って思うと覚えやすいです。
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まとめて覚えてしまおう「広葉樹林帯」「針葉樹林帯」
広葉樹と針葉樹の違いは色々とあるのですが、一番わかりやすいのは名前からもわかるように葉っぱの形の違いです。
「広葉樹」は葉っぱが平ぺったくて丸い形のものが多いです。
「針葉樹」は名前のごとく針のようにとがった形をしたものが多いです。
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・ミズナラ
・クリ
・ケヤキ
・ヤマザクラ など
・スギ
・ヒノキ
・アカマツ
・カラマツ など
広葉樹と針葉樹も葉っぱの形で覚えると覚えやすいです。
下の線は地面から生える木なので「地面」、そしてそれぞれ葉っぱの形が丸いのが広葉樹、とがっているのが針葉樹という感じです。
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「広葉樹」と間違えやすい「果樹園」
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果樹園のマークは広葉樹と似ているので、ちょっと紛らわしいですが、果物の形っぽいのが果樹園マークです。
実際にはリンゴがモチーフらしいです。
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似ている形の「笹地」と「竹林」
「笹地」の記号はハイマツの記号と間違えやすいですが、笹は上から下に垂れる感じなので下向き、ハイマツは上に向かって生える感じから上向きと覚えると覚えやすいです。
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そして、「笹地」と「竹林」が似ていて紛らわしいですが、笹地は笹の葉っぱの形、竹林は笹が先に付いた竹が地面から生えていると考えるとわかりやすいかなって思います。
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「茶畑」
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一見お茶と関係ないマークに見えますが、これは丸い「お茶の実」を表しているんだそうです。
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そう考えるとなるほどって感じです。
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「田」
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荒地と間違えやすい記号が「田」です。
同じ縦棒ですが、荒地は長さの違うバラバラの雑草が生えていて、田んぼは長さの同じ2本の稲が並んでいると想像するとわかりやすいです。
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「畑」
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畑から野菜の葉っぱが出てきたところといったイメージの記号です。
ハイマツの記号と紛らわしいですが、畑のマークはVです。
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「荒地」
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なんでこれが荒地?って最初は思いましたが、荒地には雑草が生えているので、長さの違う三本線は雑草が生えている感じって覚えるとわかりやすい気がします。
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「砂礫地(されきち)」
砂礫地というのは、砂や礫(小さな石から2m以上の石まで)などに覆われている場所の事です。
地図上では、3㎜×3㎜以上もしくは1.5㎜×5㎜以上の場所が表示されます。
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記号はわかりやすく、石がごろごろした感じの点々です。
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砂礫地と似た地図記号「万年雪」
砂礫地と似ていますが、色が青だと「万年雪」の記号です。
万年雪というのは、高山で1年中雪が積もっているとか氷の塊が残っているもののことです。
9月時点で50m×50m以上のものが表示されています。
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目印になりやすい地図記号
山では非常にわかりやすい目安となる「電波塔」
電波を送信する「電波塔」は高さも高いですし、目印になりやすいです。
覚えておくととても役立つ記号です。
記号もまさに電波が出ている感じでとてもわかりやすいです。
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「送電線」
点は鉄塔の位置を表しているわけではありません。
鉄塔の記号はないので注意しましょう。
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「建物」
家や建物は四角で表現されます。
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「索道(さくどう)」
索道とは、空中に渡したロープに吊り下げた郵送用の機器に人や物を乗せて郵送をする交通機関のことです。
例えば、ロープウェイやゴンドラ、リフトなどがそうです。
高い位置にあるので目印となりやすいです。
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「風車」
風車も高さが有るので、いい目印になります。
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風車の記号も形がそのままなのでわかりやすいです。
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「噴火口」
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火口の近くまで行ける山はいくつか有ります。
このマークは穴から何かが出てきている様子が形にそのままなっています。
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水に関する地図記号
水に関するものは通常青で表現されます。
水は有る時と無い時が有るので注意しましょう。
「滝」
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上流側が線で下流側が点です。
滝は大きさによって点の数が変わります。
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「堰(せき)」
堰とは、河川の流水を抑えるためのもので、なおかつ堤防の機能をもたないダム以外の構造物です。
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上流側が実線で、下流側が点線です。
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「湿地帯」
水に関する記号なので青で描かれています。
75m×75mまたは50m×125m以上のものを表示されています。
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崖と岩
「崖」
高さ3m以上かつ長さ75m以上のものを表示されています。
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「岩」
岩は出来るだけ実際の岩の形や全体の様子がわかるように表示されています。
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色んな道の地図記号
これらは、必ずしも名称どうりに描きわけられているわけではありません。
道幅は広くても砂利道だと「幅員3.0m未満の道路」で表示されているような場合もあります。
その点は頭に入れておきましょう。
「一車線道路」
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「幅員3.0m未満の道路」
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「徒歩道」
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地図記号が有りそうでないもの
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山頂や登山道などに道標になるように石をピラミッド型に積み上げたものをケルンといいます。
ケルンは人工的に作られたものですが、記号は特に有りません。
まとめ
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地図記号は絶対に必要というわけではありませんが、知っていればとても役立ちます。
記号をただ知っているだけではなく、地図から現地の状況を想像できることが大切です。
想像しながら登山をすることで、より安全な登山にもつながっていきます。
また、それだけではなく、地図と現地を照らし合わせながらの行動はなかなか楽しいものです。
是非、まだ知らない地図記号が在りましたら、覚えておいてください。