ゴアテックスが登山に最強って本当?その理由とおすすめグッズは?
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「ゴアテックスのものがいいよ」
当サイト管理人おかめが登山を始めたばかりの頃、これから道具を揃える段階で、登山の先輩からのアドバイスを貰いました。
まずは靴を買わなきゃと思っている私へのアドバイスでした。
「ゴアテックス?」
聞いたことがなかったけど、しっかり頭に入れて後日早速ゴアテックスの靴を購入しました。
当時はゴアテックスの何が良いのかもよくわかっていなかったけれど、今は登山にはかかせない素敵なものだと知っています。
そんなゴアテックスについてまだよくわからない方へ詳しく解説します。
目次
ゴアテックス(GORE-TEX®)って?
ゴアテックスとは、アメリカのW.L.ゴア・アンド・アソシエイツ社が製造販売している防水耐久性・透湿性・防風性の機能をもった生地のことです。
この体を守る上で重要な機能を持った生地で、たくさんの登山用品が作られています。
この素材にあるとても細かい穴は、水は通過できないくらい小さくて、でも水蒸気は通過出来るという絶妙な大きさです。
雨の侵入を防ぐ上に、内側からの水蒸気も外に出してくれるという素晴らしい素材なんです。
これだけではピンとこないかもしれませんが、安いレインウェアなどは雨の侵入は防いでくれても、内側からの水蒸気は逃してくれません。
汗をかいたり体から発した水蒸気はこもってしまうので、外側からの雨は防いでいてもレインウェアの中が結局濡れてしまいます。
特に登山は大量の汗をかくので、この機能がないと大変です。
ウェアの中が濡れてしまうと、体力を奪ってしまうし、体を急速に冷やしてしまい低体温症の危険が出てきます。
ですので、ゴアテックス製品は登山にはとても理想的なものです。
登山で使うゴアテックス
登山用品でゴアテックス生地が使われているものは、レインウェア・登山靴・スパッツ・帽子・手袋などが有ります。
特にレインウェアや登山靴は、出来るだけゴアテックスのものを推奨しています。
レインウェア
山の天気は変わりやすく、登山では雨に降られることは結構有ります。
ですのでレインウェアは登山では必需品で、当然雨を防いでくれるものですが、ウェアの下で汗をかいてその水蒸気が外に出てくれないと汗冷えを起こしてしまいます。
汗冷えを起こすと低体温症の危険がでてきてしまいます。
ゴアテックスは、外からの雨などの水分をシャットアウトしてくれるのはもちろん、ウェアの内側からの水蒸気を放出してくれるので蒸れにくく、快適に登山が出来ます。
特に登山では大量の汗をかくので、この機能がとても重要です。
他の商品に比べてお値段が高価になってしまいますが、それでも長い目で見ると、そして自分自身の快適な登山のためにもゴアテックスが断然おすすめです。
余裕がなくてもなるべくゴアテックスがおすすめ。
登山靴
足も非常に汗をかきますので、靴の中の蒸れ対策は登山には重要です。
足が蒸れて皮膚がふやけるとマメが出来やすくなり、また冷えによって疲労が早まったりもします。
ゴアテックスフットウェアにはゴアテックスファブリクスが内蔵されていて、外側からの水は通さずに、汗による中からの水蒸気はちゃんと外に逃してくれる優れものです。
足を常にドライな状態に快適に保ってくれます。
スパッツ(ゲイター)
スパッツは、登山道がドロドロで歩くと泥はねしてしまう時や、砂でじゃりじゃりの道を歩く際に砂が靴に入らないようにしたい時、また雪の上を歩く時に雪が靴の中に入らないようにしたい時などに使います。
そのスパッツも、雨天時や雪の時に使うことが多いので、通常は透湿浸透性の素材のものが使われています。
ズボンの上からやレインウェアの上に着用するので、透湿浸透性のものでないと蒸れてしまいます。
やはりゴアテックスのものが安心です。
帽子、手袋
帽子や手袋にもゴアテックスが使われているものが作られています。
頭だって汗をかくし、突然の雨の時にゴアテックスの帽子だとそのまま被っていても頭が濡れません。
ただ、通常の帽子に比べてゴアテックスの帽子は通気性はおとるので、ゴアテックスである必要がないという人もいます。
使う時を選べば便利かもしれません。
手袋も防水機能だけよりはゴアテックスの方が蒸れないです。
あまり私の周りでゴアテックスの手袋までしている人はいませんが、お金に余裕があれば購入しても良いかも。
ゴアテックスの手入れ方法
ゴアテックス生地そのものは、穴が開いてしまったり破けてしまったりなどの損傷がない限りはほとんど劣化しません。
ただ、ウェアの扱い方や使用頻度によっては機能が低下してしまいます。
出来るだけ機能を長持ちさせるためにはこまめにメンテナンスすることと、正しい方法での保管が大切です。
せっかくの高価なゴアテックス製品を少しでも長く使えるようしっかりメンテナンスをしましょう。
ウェア
洗濯
ほとんどのゴアテックスウェアは家で洗うことが出来ます。
ウェアについている洗濯表示を確認して、洗濯機または水洗いのマークがあるものは家で洗濯が可能です。
洗剤や汚れが残ってしまうと機能が充分発揮できなくなりますので、すすぎを通常の2倍ほどやるのがポイント!
収納式のフードがあるものは出した状態で、ファスナー・ベルクロは止めます。
ドローコードはゆるめられるところまで緩めます。
ネットにきれいに入れて洗濯をします。
洗剤は漂白剤や柔軟剤が入っていない液体の洗剤を少しだけ使用するのが望ましいです。
汚れがひどい場合は、その汚れた部分を洗剤とぬるま湯で洗ってから、通常の洗濯をするようにしましょう。
乾燥
充分にすすいで水を切ったら日陰でつるして干しましょう。
洗濯機で脱水しても良いですが、やるなら短時間にしましょう。
ものによっては乾燥機にかけても大丈夫なものも有ります。
熱処理
撥水性を回復させるために大事な作業です。
【乾燥機の場合】
20分程度温風乾燥してください。
【アイロンの場合】
低音、スチームは無しに設定しましょう。
必ず当て布をして、ゴアテックスの部分のみゆっくりアイロンしましょう。
★レインウェアのお手入れについてもっと詳しく知りたい方はこちらへ
↓ ↓ ↓ ↓
★自分でのお手入れが苦手な方はプロに撥水処理をお願いすることもできます。
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靴
ゴアテックスの靴は損傷がない限りは機能が低下することはないので、とにかく傷つけないことが大事です。
登山から帰ったら、中敷きを取り出して靴の中に入ってしまった小石・砂を取り除きましょう。
そして、足の指の爪が伸びていても傷つけてしまうことがあるので、気を付けましょう。
ゴアテックスの種類
ゴアテックスのウェアには実は大きく分けて3種類あります。
ゴアテックス、ゴアテックスプロ、ゴアテックスアクティブの3種類です。
ゴアテックス®プロダクト
トレッキングやスノースポーツなど、さまざまなアウトドアに使えるもので、一番一般的なものです。
通常の登山(数日泊りで行くぐらいまで)はゴアテックスで充分かなと思います。
ゴアテックス®Proプロダクト
本格的なスポーツ、高所などに向けて耐久性を重視して作られたものです。
通常のゴアテックスに比べてゴアテックスプロの方が透湿性が高く丈夫に出来ています。
ただ、その分動きずらくなります。
数日から数週間の活動でかなりの強度を求める人むけです。
ゴアテックス®Activeプロダクト
浸透性を重視したスピードのあるスポーツなど向けのものです。
透湿性に関してはゴアテックスプロよりも上ですが、丈夫さに関してはゴアテックスよりも低いです。
1日で完結する激しい有酸素運動に向いています。
ゴアテックスの保証制度について
ゴアテックス製品に万が一、防水性、透湿性、防風性に問題が有った時は、その状況に応じて保証してくれる制度です。
商品の破損などには補償はしてくれませんが、機能に関して保証してくれるというのはとても安心感があります。
それだけ品質には自信があるということですね。
●日本ゴアカスタマーサービスセンター
フリーダイヤル 0120-015-841
受付時間:9:00~17:00(土日祝を除く)
まとめ
ゴアテックスがどれだけ登山に向いたものなのか、ご理解いただけたでしょうか?
これから何かを購入しようとしている方でゴアテックスにしようか迷っているなら、ゴアテックスにして後悔することはあまりないと思います。
是非、長い目で見て商品を選んでくださいね。