登山用語集!たくさん知ってれば知ってるほど登山がもっと楽しくなる!
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皆さんは、聞きなれない登山用語を耳にしたことは有りませんか?
登山のガイドブックやインターネットの情報サイトなどでは、度々登山用語がでてきます。
また、登山地図にも登山用語が載っていますので、必要になってくる場合があります。
全てを知っている必要はありませんが、知っているとより詳しく理解できることでしょう。
登山用語に詳しくなってくると、今まで以上に山を楽しめます。
是非、聞いたことのない山用語がでてきたら、そのままにはしないですぐに意味を理解しておきましょう。
あかさたなの行ごとに載せていますので、調べてみてください。
中には上級者しか使わないような言葉も有りますが、参考までに載せて有ります。
あ行 1本立てる登山中、休憩をするということ。小休止のこと。
「1本入れる」とか「1本取る」と言う人もいる。
夕日が山肌や雲に当たり赤く染まること。
アイゼン雪道や氷の上を歩く時、靴底に付けて滑らないようにする、金属製の爪がある用具のこと。
爪の数が10本または12本が標準で、爪の数が6本または4本程度のものを軽アイゼンという。
登頂を目的として、頂上を目指して行動をすることを言う。
アプローチ家を出発してから目的地までの工程のことを言う。
雨蓋(あまぶた)天蓋とも言う。
登山用のリュックの上部覆うポケットがついたカバーのこと。
山と山の間で一番低くなっている部分。
コルとも言う。
その石の上に乗ったり体重をかけると、ずれたり動いたりする不安定な石のこと。
それに乗って転倒してしまったり、落石を引き起こす危険性が有る。
尾根が両側が急な斜面になっていて、馬の背のように凹んでいる地形、様子の事を言う。
痩せ尾根とも言われる。
山の高所から下を眺めた時、雲が一面平らに広がって雲の海のように見えること。
エスケープルート悪天候や怪我などの緊急事態に予定していたルートを変更して、下山もしくは安全な場所へ移動できる道のこと。
尾根(おね)谷と谷に挟まれた山地の一番高い部分の連なりのこと。
か行 カール山頂直下の斜面が、まるで巨大なスプーンででもえぐられたかのように窪んでいる地形のこと
語源はドイツ語のKarで、日本語だと「圏谷(けんこく)」のこと。
登山用語では「霧」のことを言う。
霧がかかってきた時に「ガスってきた」という使い方をする。
頂上のすぐ下にある尾根の平らな部分のこと。
滑落(かつらく)登山中に足を踏み外して、滑り落ちること。
空身(からみ)何も荷物を持たないこと。
山頂すぐそばの山小屋などに大きな荷物を預けて、何も持たずに山頂まで行って帰ってくる時「空身で行く」などと使う。
石や岩がゴロゴロ散乱している場所のこと。
ザレ場よりも石が大きい。
雪の上などを歩くとき、深く踏み込んだり滑ったりしないように、靴などの下につける道具のこと。
ワカン、という言い方もする。
用具のこと。
キジ撃ち男性が山中で用を足すこと。
用を足すためにしゃがむ格好が、ちょうど猟師が茂みに身を隠してキジを狙う様子と似ていることからこう言われるようになった。
稜線の一部が急激に切れ落ちている場所のこと。
キックステップつま先や踵を雪に蹴りこんで足場を作り、滑らないように歩く方法の事こと。
急登(きゅうと又はきゅうとう)急な登り道のこと。
クレバス雪渓等の深い裂け目のこと。
鎖場(くさりば)登山道の斜面で、安全の確保のために鎖が取り付けられているところ。
ゲイター登山靴に水や雪や石、砂が入らないように膝下から足首の間を覆うカバーのこと。
ケルン道しるべとなるように石を円錐状(ピラミッド型)に積み上げたもののこと。
ゴアテックスゴア&アソシエイツというアメリカの会社がつくっている防水素材の名前。
水を通過させず(防水)、水蒸気は通過させる(蒸れない)素材のこと。
高山帯に生育している植物のこと。
合目(ごうめ)登山口から山頂までを10分割して、その1つを1合と表す。
コースサイン登山のコース(ルート)を示すための標識やペンキで書いたマークのこと。
大きな石や岩がゴロゴロ散乱している平坦な場所のこと。
高山病(こうざんびょう)登山などで高地に赴いたときに、気圧の低下や酸素の欠乏などが原因で身体にいろいろな変調をきたすその症状のこと。
行動食(こうどうしょく)登山で歩行途中(休憩時)に栄養補給や体力維持のために食べるもののこと。
コル山と山の間で一番低くなっている部分のこと。
英語でCol。鞍部(あんぶ)とも言う。
両側の岩壁が細く狭まった場所。「廊下」「函(はこ)」とも言う。
コンパス地磁気を利用して方位を知るための道具。
さ行 ザイル語源はドイツ語で、 登山用の綱、ロープのこと。
主に、安全のために体を結ぶために使われる。
ガレ場より小さい石がゴロゴロ散乱している場所のこと。
ザック荷物を入れて背負うためのバッグで、主に登山用のリュックサックのこと。
バックパックとも言う。
小さめの川のこと。水がなくても使われる。
三角点地図を作成する時などに必要な三角測量を行うために設けられた基準点のこと。
他の三角点が見通しできる位置や地盤の強固な位置が優先されるので、必ずしも山の最高点に置かれているとは限らない。
岩場など危険な箇所を通過するときに、両手両足の4点の内、1点ずつ動かして、他3点は3 点は必ず掴んだり地に着くように移動するということ。
三点支持とも言う。
岩場など危険な箇所を通過するときに、両手両足の4点の内、1点ずつ動かして、他3点は3 点は必ず掴んだり地に着くように移動するということ。
三点確保とも言う。
登山に行くこと。
家を出て山に登ってから家へ帰ってくるまでを指す。
シェル(shell)=「殻(外殻)」の意味で、ジャケット・ アウターのこと。
シャリバテシャリとはお米のことで、登山など長時間の運動の途中で急に筋力が抜け、動けなくなる現象のこと。
ハンガーノックとも言う。
いくつかの山を次々と稜線伝いに続けて歩くこと。
シュラフ寝袋のこと。袋型の屋外寝具のこと。
森林限界(しんりんげんかい)木々が生息できる限界の地点や地域のこと。
スタッフバック英語のstuff bagで、荷物を小分けにして入れるための袋のこと。
スノーシュー靴につけ雪上を歩くための道具。
かんじきと似ていますが、スノーシューはかかとの部分が道具に固定されていないので、かんじきよりもさらに歩きやすくなっている。
足首から小石や砂、泥、雨や雪が侵入してくるのを防ぐために、靴とトレッキングパンツの間を覆うもの。
ゲイターとも言う。
表面に凹凸がほとんどない滑らかな一枚岩のこと。
雪渓(せっけい)雪が溶ける季節になっても、標高の高い場所の谷や沢の積雪が溶けずに残ったところのこと。
雪庇(せっぴ)雪のかぶった山の尾根、山頂などに、風が一方方向に吹き、風下側にひさしのように突出する雪の塊のこと。
た行 タープ雨よけ・日よけとして張る布のこと。
池塘(ちとう)湿原の中にある小さな池のようになっているところ。
直登(ちょくとう)迂回せずにまっすぐ直線的に登ること。
ツェルト登山用の軽量のテントのこと。非常用の簡易テント。
低体温症身体が極度に冷えることにより体温が下がり、筋肉や脳に異常が起こる症状。
体が震えたり、意識障害の症状が主に起こる。
二つの沢や谷や川などが合流する地点のこと。
デポザックの中身の一部、もしくは全てを一時的に山小屋やテント、登山ルートの途中に置いておくこと。
そこから山頂まで荷物を軽く身軽に行くことができる。
デポジット=預けるの意味。
テントを張るための場所。
等高線地図上で、陸地の高低を正確に表現するために、標高の等しい地点を結んだ曲線のこと。
トラバース山の斜面を横切るように進むこと。
トレッキングポール山登りで使う杖のこと。
な行 偽ピーク(にせぴーく)本物の山頂の近くに有る、山頂と間違いやすい少し高くなった場所のこと。
は行 ハイドレーション登山中に、ザックから水筒を出さずに、つながったホースから直接水分補給できる道具のこと。
バックカントリー人工的に作られたゲレンデではなくて、整備されていない天然の雪山のこと。
パッキングザックに荷物を詰めること。
ハーネス腰に巻く安全ベルトのこと。
幕営(ばくえい)テントを張って宿泊、野営すること。
花摘み(はなつみ)女性が大小問わず用をたすこと。
しゃがんでいる姿がお花を摘んでいるように見えることからこう言われる。
登山する際のグループの事こと。
バリエーションルート一般路に対して、技術的に困難なルートのこと。
ハンガーノック登山など長時間の運動の途中で急に筋力が抜け、動けなくなる現象のこと。
シャリバテとも言う。
スタート地点から頂上などの目的地点まで、同じルートを通って戻ってくること。
避難小屋暴風や落雷などの危険な気象状況時に一時的に避難できるよう山に設置された小屋のこと。
管理人がいる有人の小屋と人がいない無人の小屋と有る。
頂上、山頂を意味する英語(peak)。
ビバーク緊急的に野営すること。
百名山小説家、随筆家の深田久弥が著した山岳随筆「日本百名山」のこと。
登山家でも有った深田久弥自身が日本の山の中から自身で実際に歩いて、品格・歴史・個性などをもとに名山100を選んでいる。
語源はドイツ語のHütte。
山に有る登山者のための宿泊、避難、休憩のための施設、山小屋のこと。
箸、ナイフ、フォーク等のこと。
ブロッケン現象太陽などの光が背後から差し込んで、自分の影が雲や霧に映り、その影の周りに色のついた光の輪が現れる不思議な現象のこと。
ペグテントを張る時に、テントが風に飛ばされないよう止めるために使う杭のこと。
ベンチレーション登山用品についている換気機能のこと。
レインウェアなどの脇に、体温調節できるようにチャックが付いていたりする。
山小屋などに荷物を荷揚げすること、もしくは荷揚げする人。
ヘリコプターで荷揚げできない山小屋などでは、人が山小屋まで背中にしょって荷物を運んでいる。
吹雪や濃霧などで視界が真っ白になり何も見えなくなってしまうこと。
ホールド岩場など危険な場所を渡る際に手足を掛けるところ。
ホルン(ホーン)周囲を氷河によって削られた岩峰のこと。
ま行 巻道(まきみち)迂回路のこと。
岩場などを避ける道や、山頂を通らずに山腹を巻いて反対側へ向かう道のこと。
登山中に飲み水を確保できる場所のこと。
モルゲンロート朝日をうけて山肌や雲が赤く染まること。
モレーン氷河によって削られた砂礫や岩屑が氷河の流動によって周縁部に堆積したもの。
や行 痩せ尾根(やせおね)尾根が両側が急な斜面になっていて、馬の背のように凹んでいる地形、様子の事を言う。
馬の背とも言われる。
テントを張る場所やキャンプ地のこと。
U字谷氷河の侵食によって削り取られたU字状の谷のこと。
ら行 落(らく)落石のこと。
登山中に落石した際、下の登山者に「ラークッ!」と言って危険を知らせる。
深い雪道で、身体やスコップをつかって雪をどかしながら歩くこと。
稜線(りょうせん)山と山の頂上部分をつないでいる尾根の線のこと。
ルートファインディング自分の知識や感覚、地図やコンパスなどを使い、正しいコースを見つけること。
ルンゼ岩溝のこと。
レイヤリング登山ではとても大事な「重ね着」のこと。
レイヤードとも言う。
両岸の岩壁がそそり立った渓谷のこと。「ゴルジェ」や「函(はこ)」とほとんど同じ地形。
わ行 ワカン雪の上などを歩くとき、深く踏み込んだり滑ったりしないように、靴などの下につける道具のこと。
かんじき、スノーシューという言い方もする。
まとめ
登山用語、いくつ知っていましたか?
色々な言葉を覚えていくと、登山仲間との会話も弾みます。
そして、「これが、カールか」とか「これは肩だな」とか知っている言葉のものを探しながら登山をするのも面白いですよ。