登山靴のソール張替えは定期的にやらないと山で大変なことになる!!
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山で靴のソールが剝れたことが有りますか?
自分は大丈夫とか、なんとかなるでしょと軽く考えていないでしょうか?
山で自分のソールが突然剝れる事態を想像してみてください。
ソールが剝れてしまうとそのままでは歩けません。
補修するものが何もなければ、前に進めず途方に暮れてしまいます。
もし補修するものが有ったとしても、補修するのに時間がとられ、その日の行動予定が大幅に狂ってきてしまいます。
もしグループで行っていたとしたら、一緒に行った仲間を待たせることになります。
いざ、山でそんな事態に陥ると、とても大変な思いをしますし、とても危険です。
しっかりと自分の靴は大丈夫か確認をし、万が一の場合にも備えておきましょう。
目次
実際に経験した靴のソール剥がれ
靴のソールが剥がれてしまうことは結構頻繁に起こります。
自分自身では、登山ではなくランニングの際に久しぶりに出したシューズが突然8割ほどぺろーんと剝れたことが有ります。
そして、山では一緒に行ったグループの一人の靴がやはりぺろーんと剝れたことがあります。
その時は、低山だったのと、針金を持参している人がいたので、剝れた部分にぐるぐる針金を巻いて応急処置をして無事に下山できました。
その他にも、友人の話として靴のソールが剝れてしまって先に進めなかったという話も聞いたことがあります。
そんなに、色々と話しを聞いていたのにも関わらず、私自身比較的最近やってしまいました。
行く前に、ソールは大丈夫かなとちらっと頭をよぎり一応目視でチェックはしました。
大丈夫と判断しその靴を履いていったのですが、山の途中で突然左足の9割ほどが剝れました。
たまたま、紐を持参していた人と補強テープを持参していた人がいたおかげで無事に最後まで歩くことが出来ました。
その靴はすでに8年くらいは履いていたのにも関わらず張替えをしていなかったので、今回とても反省しました。
低山だったからまだ歩けたし、なんとかなりましたが、もしも崖があるような山だったら…、もしも紐や補強テープがなかったら…と思うとゾッとします。
そして、そういった作業の間一緒に行った仲間を待たせてしまうことになり、予定の行動時間もくるってきてしまいます。
目視だけでの判断はとても危険です。
ある程度年数がたったら、ソールの張替えをおすすめします。
登山靴のソール張替えの目安について
靴の各部名称
靴のソールは2段構造(アウトソールとミッドソール)になっています。
ミッドソールに使われているポリウレタン樹脂という素材は使用頻度とは関係なく劣化してしまうものです。
一般的には、製造からだいたい5年くらいが寿命です。
使用頻度に関係ないとはいえ、メンテナンスをしっかりとしていないともっと早く劣化してしまいます。
また、アッパー部分とソール部分を固定している接着剤も劣化が進んでしまうとはがれてしまう可能性が有ります。
ミッドソールまですり減りが達していなければ、アウトソールのみの交換ですみますが、ミッドソールまで達しているとお値段が高くなってしまいます。
買ってから3~5年をめどに購入店舗に張替えの相談をしてみましょう。
もし年数がそれほどたっていなくても、歩きづらいようなすり減りを感じるようならすでにソールの張り替えどきです。
ビブラムソールについて
イタリア人登山家のヴィターレ・ブラマーニがビブラム社という会社を設立しました。
ビブラムソールとは、そのビブラム社で作られている登山用ソールで、丈夫で滑りにくく、耐久性に優れている登山靴としては最高のソールです。
現在では、幅広い種類の靴で使用されています。
黄色のロゴマークは有名で、徹底した品質検証がされている上に見えない場所ながらもデザイン性もお洒落に作られています。
もしこのソールを指定できるならこのソールがおすすめです。
自分で修理って出来る?
ソールが剝れただけなら、自分でも強力な接着剤で付けられるんじゃないか、と考えるかもしれません。
ですが実際には、一時的には「直った。安く上がって良かった。」なんて思うかもしれませんが、やはりプロのやったものとは違います。
プロの修理にはただ接着剤でつけるだけではなく特殊な施しがされているので、剥がれにくくなっています。
自分で修理したものははっきり言って長持ちはしません。
また、接着剤で無理やりつけてしまうと、大事な靴の素材が剝れてしまうことが有るんです。
その後の修理がしづらくなってしまったり、結局はもっと金額がかかることになるかもしれません。
お金はかかっても、登山でとても重要な靴ですので、ちゃんと修理をしてくれるところへ出しましょう。
張替えはどこでする?
まずは購入したお店に張替え可能か聞いてみましょう。
または登山専門店や登山用品メーカーはだいたい修理を受け付けてくれます。
ただし、メーカーの場合は自社製品しか受け付けてくれない場合も有るので確認してみましょう。
おすすめ修理場所
修理期間は約1か月弱くらいかかるところも有りますので、冬など山に行かない期間に出すと良いです。
靴修理大好き工房
埼玉県草加市
ホームページ http://www.shoes-doctor.com/
値段 1万円くらい
メールまたはフォームで依頼します。
上に紹介しているビブラムソールにこだわって修理をしています。
修理費用が1万円以上で指定の方法で送った場合のみ送料は負担してくれます。
登山靴技術研究所
石井スポーツ靴工場
東京・市ヶ谷
ホームページ https://www.ici-sports.com/company/yamagutsu_vol1/#pa11
幅広く受け付けてくれるので、他で直せないといわれたものでも一度相談してみましょう。
フットライト
岡山県
ホームページ https://footlights.jp/
とても安い上に修理用資材も信頼性の高いビブラム社や国内有名メーカーの物を使用しています。
他に比べて値段はお安めですが、靴を持ち込みではなく送る場合は送料は自己負担になります。
万が一のために登山にはソールがはがれてしまった場合の対策を!
どんなに気を付けていても、もしかしたらソールがはがれてしまうことがあるかもしれません。
山の上でソールがはがれてしまうと本当に困ります。
もしものためにこういったものをリュックに入れておくと万が一の助けになります。
・超強力多用途補修テープ
靴の前側でもかかと側でもただぐるぐつ巻けばいいので、応急処置が楽です。
ただし、滑りやすくなってしまう点は注意が必要です。
こういったテープはリュックやテントが破れてしまった時などにも使えて便利です。
・布ガムテープ
上の超強力多用途補修テープがなければガムテープでも同じように使えます。
やはり滑りやすくなってしまう点は注意しましょう。
そして、歩いている途中でとれないよう何重にもしっかり巻こう!
・針金
あまりに長すぎると使いづらいので、ある程度の長さにあらかじめ切っておくと便利です。
・靴ひも
靴紐でパカパカしてしまっている部分にまいて使います。
靴ひもは、紐が切れてしまった時にも使えます。
靴のメンテンナンスもとても重要
使用頻度にかかわらず劣化してしまうのですが、メンテナンスをしっかりしていないとその分劣化も早くなってしまいます。
登山で使用した後は、必ず毎回きちんとメンテナンスをして靴を長持ちさせましょう。
靴のメンテナンスについて詳しくはこちらのページを参照ください。
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まとめ
登山靴のソールが剝れることは、よくあることです。
他人事と思わずに、ある程度の年数がたったら張替えをすることと、万が一剝れた場合の備えはしっかりしておきましょう。