夏の登山あれこれ。服装からクールグッズまで、暑さに負けない登山!
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暑い夏の登山。
暑いですが、山の上は涼しいですし、木々の緑は青々していて最高です。
夏休みを使って、日ごろのストレス発散に登山を考えている方も多いのではないでしょうか?
夏に登山へ行く時は、どういった服装で、そしてどういったことに気を付ければよいのでしょう。
夏の登山についてまとめてみました。
目次
夏の登山の服装
登山の服装の基本はレイヤリング
登山の服装といえば、季節にかかわらず基本はレイヤリング(重ね着)です。
レイヤリングというのは、ベースレイヤー(肌着)、ミドルレイヤー(中間着)、アウターレイヤー(防寒着)という3種類の服を重ね着をします。
そして、脱ぎ着をすることで暑さを調節します。
3種類といっても、ミドルウェアは何枚か持参して寒い時には4枚も5枚も重ね着することも有ります。
暑さ寒さに合わせてこまめに脱ぎ着をすることで、体をより楽な状態に出来ます。
夏の登山での服装
では、夏の季節にはどういった服装をするのでしょうか?
暑い夏でも基本はレイヤリングです。
歩いていて日が当たってとても暑い時はTシャツ1枚でも良いですが、汗をたっぷりかいて服がびしょびしょの状態で高度の高いところへ行って気温が下がったり、風が吹くと急に寒く感じたりもします。
そんな時に、寒さに合わせて数枚上に着れるものを持参しましょう。
登山には当然必需品としてレインウェアを持参しますので、夏はこのレインウェアをアウターの1つとしても良いです。
ただし、3000m級の高度の高い山へ行く時にはさらに中に数枚は着れるものを持参した方が良いです。
夏の季節の服選びで気を付ける点は、とにかく汗をたくさんかきますので、吸汗速乾性が特に重要です。
素材としては、綿100%は汗をよく吸ってはくれるけれど乾きにくいので、登山に着るウェアにはNGです。
ポリエステルなどの化繊が乾きやすく最適です。
★登山の服装についてもって詳しい記事がこちらです。↓↓↓
夏の日焼け対策
夏場の山の上は日差しがとても強いです。
当然日焼けの対策は必須です。
服装で気を付けることは、肌を出さないことです。
肌を出さないのは日差し除けのみではなく、虫除けや怪我防止の意味も有ります。
上は長袖にするか、もし半袖にするならアームカバーをしましょう。
下は長ズボンか、やはり短い丈のズボンにするならタイツを履きましょう。
そして帽子は登山には必須で、つばが有るだけではなく日差しの強い日には日よけがついたものがおすすめです。
手の先だけ日に焼けてしまうのが嫌なら手袋も持参しましょう。
手袋は日焼けの目的だけではなく、虫除けや怪我の防止などの目的も有ります。
ちゃんとした登山用がなければ軍手でもOKです。
例えばこんな服装…
★半袖Tシャツ+アームカバー
もし半袖を着るなら、日差しが当たっている時にはアームカバーをするようにしましょう。
日があたらない場所を歩いている時はさっとアームカバーをはずすことも出来ます。
行き帰りの電車などでも涼しく過ごせます。
★長袖Tシャツ1枚
★長袖Tシャツ+半袖Tシャツ
長袖Tシャツ1枚でも良いですが、それだと少し寒かったり、また、汗をかいてTシャツがはりついて透けるのが嫌ならこういった着方も出来ます。
お洒落な感じにも見えるのでおすすめです。
★長袖Tシャツ+半袖シャツ
Tシャツを重ねて着てもいいですし、上は半袖のシャツを着るというのも有りです。
下にTシャツを着ないなら、日差し除けとしてアームカバーをした方が良いです。
★長袖Tシャツ+トレッキングベスト
その他に、Tシャツ1枚だと透けて嫌だという方にはトレッキングベストを上に着るという手も有ります。
登山用のシャツの中には汗の速乾性を持たせるために透けてしまう素材のものがあります。
とても涼しいし汗をかいてもさらさらして良いのですが、透けてしまうのはちょっと気になります。
そんな方にはトレッキングベストも考えてみてください。
下半身も出来る限り肌は出さないようにしましょう。
ただ長ズボンでもいいですし、ショートパンツやスカートにするならその下にタイツを履くようにしましょう。
長ズボンには途中にファスナーがついていて裾を短くできるコンバーチブルパンツも有ります。
登る時はそのままで、温泉帰りには裾をはずして涼しくするなんてことも出来ます。
夏にはおすすめです。
<コンバーチブルパンツ>
夏の登山にあると便利な物
日焼け止め
長袖長ズボンで肌を出来るだけ出さないようにしていても、顔や手などどうしても日に当たってしまう場所が有ります。
そこには日焼け止めを塗ってこまめに塗りなおしをしましょう。
登山の小休止は通常あまり長い時間とらないものなので、小腹がすいたら食べ物を食べたり、のどが渇いていたら水分をとったりやることがたくさんあります。
日焼け止めの塗りなおしはどうしても後回しになりがちです。
結局、塗りなおしが出来なかったなんてことも有りがちです。
登山で使う日焼け止めは、簡単にさっと出来るものがおすすめです。
スプレータイプやスティックタイプのものだとさっと濡れて便利です。
<スプレータイプ日焼け止め>
ちなみに、おかめのおすすめ日焼け止めは「アウトドアUV」肌色タイプです。
<スティックタイプ日焼け止め>
★おすすめの登山で使う日焼け止めについてはこちらの記事を↓↓
虫除け
夏の山は、特に虫がたくさん出現します。
虫嫌いなおかめには、重要な項目です。
あらゆる虫除けをやって出来る限り虫を寄せ付けないようにしていました。
山や自然は好きなんだけど、虫は苦手…という方も多いでしょう。
スプレーで濡れる虫除けもいいですし、シールタイプの虫除けやブレスレットタイプの虫除けなんかも売っています。
<虫よけスプレー>
<シールタイプの虫除け>
<ブレスレットタイプの虫除け>
また、山や季節にもよりますが、大量の虫の集団に囲まれる事があります。
本当にうっとうしいです。
そんな時に持っていると役立つのが虫除けネットです。
おかめも実際に「あれば良かったのに」といった場面に遭遇したことが有ります。
<虫除けネット>
それから、防虫効果の有る「スコーロン」素材を使って作られた服も売っています。
「着る防虫」ということで着ているだけで防虫効果が有るなんて素晴らしいです。
これさえあれば、防虫シールだの、防虫ブレスレットなどのこまごましたものは必要なさそうです。
おかめは、スコーロンの服は気になりつつも実際に試したことはないのですが、いつか機会が有れば試してみたいと思っているものの一つです。
虫嫌いの方は試す価値有りです。
★虫除けについてもっと詳しい記事はこちらを↓↓
クールグッズ
夏になると、スーパーなどでは特別コーナーが設けられていたりして、クールグッズが色々と販売されています。
日よけがついた帽子やクール素材の服などを着るなどの他にも色々なグッズを持参できるようなら持参すると、熱中症対策になります。
クールタオル
水にぬらして首にまくタオルが売っていて、おかめも何度も利用しました。
長い時間涼しくというのは難しいのですが、まいてしばらくは涼しくいられます。
物によってはUV機能もついているので、日焼け防止の目的としても使えます。
クールスプレー
服にスプレーをするとひんやりするスプレーです。
実際に使用したことが有るのですが、結構ひんやりして気持ちいいです。
ただ、登山の場合は気を付けないといけません。
日差しの当たっている暑い間はいいのですが、高度が高くなってくると気温も下がりますし、風通しのいい場所だと急に寒くなってしまったりもします。
ですので、登山で使用するなら付けすぎないよう気を付けて使用しましょう。
また、他の人にかからないよう気を付けてスプレーすることも忘れずに。
小型扇風機
荷物になるのであまり持参する人も少ないかもしれませんが、荷物に余裕が有れば入れていってもいいかもしれません。
性能は試していないのでわかりませんが、 最近は100均でも売っています。
扇子
行き帰りの電車の待ち時間だったり、山での休憩時にも使えます。
扇子なら使わない時にはコンパクトになるので、さっと取りだせるところに入れておくと暑い季節には便利です。
匂い対策
女子は特に、匂いの対策をしておきたいです。
夏は大量の汗をかきますし、山の中で女子だとなかなか着替えも思うようにできないですので、匂いが凄いことになっている場合も。
でも、女子としてはそこはしっかり対策をしたいところです。
制汗スプレーを持参したり、もしテントでの泊り山行でお風呂に入れないなら、汗拭きシートを持参して全身、頭もさっと拭きましょう。
とてもスッキリしますし、匂いの対策にもなります。
<制汗スプレー>
<汗拭きシート>
熱中症、脱水症状に注意
夏の登山で特に怖いのは熱中症や脱水症状です。
山では、トイレに行きたくなってしまうのを警戒して水分をとるのを控えめにしてしまう人がいます。
そうすると脱水症状になる危険が有ります。
登山中はこまめに定期的に飲むようにしましょう。
飲むものは、真水よりも塩分・カリウムをすばやく補給できるスポーツ飲料がおすすめです。
ペットボトルで持参するんでも良いですし、スポーツ飲料の粉タイプも売っています。
山に水場が有れば、山の上で水に溶かしてスポーツ飲料を作ることも出来ます。
水と粉を別々で持参して、水として料理などに利用してもいいし、スポーツ飲料を作って飲むことも出来るという持参の仕方も出来ます。
<ポカリスエットパウダー>
熱中症には、水分をとるだけではなく塩分をとることで症状の改善が期待できます。
例えば、塩飴とか塩レモン飴とか梅干しとかも良いです。
スポーツ飲料を持参しない場合には、塩分をとれるものを持参しましょう。
<レモン飴>
<塩飴>
<干し梅>
自分でレモンのはちみつ漬けを作って持参するというのも良いです。
運動している中食べるはちみつレモンは最高に美味しいです。
❶レモンの表面をしっかり洗ってから、薄くスライスします。
❷レモンを入れ物に並べ、レモンが漬かるくらいにはちみつを入れましょう。
❸そのまま冷蔵庫で一晩置いておけば完成です。
夏場はさらにそれを凍らせて持参してもよりおいしくいただけます。
★熱中症についてさらに詳しい記事はこちらです。↓↓↓
登山へ持参する食べ物の注意点
山へおにぎりを持参する方も多いと思いますが、真夏は保冷バックに入れたり、保冷剤と一緒に持参するようにしましょう。
もしくは、凍らせた水筒のすぐ横に入れておくという手もあります。
おにぎりが冷たくなってしまいますが、日差しで駄目になるよりはいいかと思います。
夏場は山へ持参するものは腐りにくいものにしましょう。
腐りかけのものを食べて、山の上でお腹の調子が悪くなるなんて最悪です。
そして、行動食としてチョコレートを持参する方も多いと思いますが、夏場は溶けてしまって食べれなくなってしまいがちです。
どうしてもチョコレートを持参するなら、解けないようコーティングされているものや、凍った水筒の横に入れて持って行くなど工夫しましょう。
山で冷たい飲み物が飲みたい!
夏場は、持参するペットボトルを凍らせてそのまま持参するというのも、ものすごく暑い日には飲むだけではなく、ほてった顔に当てて涼むことができます。
ただ、それほど暑くない時にこれをやってしまうと山でいざ飲もうとした時に、凍っていて飲めないなんて悲惨なことになることも。
加減はとても難しいですが、例えば、9割だけ入れたペットボトルを凍らせて、家を出る前に残りの1割を入れて早く溶けるようしたり、1本は凍らせて1本はそのまま凍らせないものを持って行ったりなどの工夫が必要です。
あとは、少し重くはなるけれど、テルモスなどの魔法瓶に冷えた飲み物を持参すると冷たい飲み物が確実に飲めます。
夏の暑い中、ぬるい飲み物を飲むのと、冷えた飲み物を飲むのでは、のどの潤いが全然違います。
フルーツを冷凍して持参する!
山で食べる果物は格別で、おかめはご褒美と呼んでよく持参します。
疲れてエネルギーがなくなってきたちょうど良い頃合いに食べると、一気に復活します。
夏に持参するなら、果物をあらかじめ凍らせておいて持参するとより美味しく食べれるし、暑くなった体を冷やせるし一石二鳥です。
凍らせておいしい果物のおすすめは、ミカン、パイナップル、桃です。
荷物に余裕が有れば是非山へ持って行ってみてください。
まとめ
夏は暑いですが、日も長いですし、山の緑も青々していて登山には最高の季節です。
夏休みで長いお休みをとれる人も多いですし、登山を是非楽しんでいただきたいです。
せっかくの登山を夏の楽しい思い出にするために、思わぬトラブル、思わぬピンチとならないよう充分気を付けて、登山を楽しんでください。